2000.2.23 魁新報

安全な水辺空間期待
子吉川癒しの川づくり検討会
本荘市民ら参加し初会合
 「子吉川癒(いや)しの川づくり検討会」の初会合が二十二日、本荘市の本荘ボートプラザ・アクアパルで開かれ、「だれもが、いつでも『癒し』を享受できる川づくり」を基本理念に進められている建設省秋田工事事務所の河川整備計画について話し合った。
 子吉川は全国で唯一、建設省の「癒しの川づくり事業」の対象となっており、同工事事務所は平成十年度から約三億円の予算で整備に着手。子吉川の飛鳥大橋から由利橋までの左岸約八百bの護岸に親水エリアを設けるほか、車いすでも河川敷まで行くことのできる遊歩道、管理道路などを整備する工事を進めている。今後、同市がトイレや水飲み場などを整備する計画。
 同工事事務所は昨年、「癒しの川づくり」について医療・福祉関係者らによる懇談会を四回にわたって開き、基本理念やハード、ソフト、ハートの三つの観点から具体的な施策を打ち出している。
 この日の検討会は同懇談会の提言を受け、同工事事務所と同市が河川整備計画に市民の声を反映させる目的で開いた。委員は流域住民や同市の福祉関係者ら十二人。子吉川をきれいにする会の木谷豊四会長が座長を務めた。
 初めに柳田弘市長が「水と親しむ空間づくりを医療・福祉の観点から考えた『癒しの川』事業を成功させ、将来は全国に波及させていくことを期待したい」とあいさつ。同工事事務所が懇談会の経過や整備計画について報告した後、委員が意見を述べた。
 各委員からは「身体障害者や高齢者、子供も利用できる水辺ができることを歓迎したい」「コンクリート護岸から自然を大切にした護岸に変わることで魚の生息、水質浄化に好影響を期待したい」などの意見が寄せられた。一方、
▽遊歩道周辺への植栽が治水に悪影響を及ぼす危険はないか
▽親水空間の安全性に問題はないか
▽増水時の治水対策は万全か
−などをただす意見もあった。